第6回福島第一廃炉国際フォーラム

第6回福島第一廃炉国際フォーラムまとめ

https://1fd6.ndf-forum.com/

福島第一原子力発電所の廃炉を着実に進めていくためには、国内外に対して正確性と透明性をもった適時適切な情報発信に努めるとともに、地元住民の皆様との丁寧なコミュニケーションの継続が重要であり、対話を重ねることによって相互の共通理解を得る必要があります。

併せて国内外の専門家が廃炉の最新の進捗、技術的成果を広く共有することを目的に、機構では福島第一廃炉国際フォーラムを開催しています。

DAY1 2022年8月28日(日)

地元のみなさまと考える
1F廃炉

テーマ福島第一廃炉と地域の未来を考える×地域の方々の声に耳をすませる
会場大熊町「linkる大熊」多目的ホール
参加者209名(うち福島県内115名)
12:30 - 12:35
開会
12:35 - 12:40
議事案内

登壇者情報

東京大学大学院 情報学環 准教授

12:40 - 12:45
開会挨拶

登壇者情報

原子力損害賠償・廃炉等支援機構 理事長

12:45 - 13:00
来賓挨拶
13:00 - 13:20
福島第一廃炉11年の歩み

登壇者情報

原子力損害賠償・廃炉等支援機構 理事長

13:20 - 13:40
Virtual Tour

登壇者情報

岡本孝司

プロフィール

東京大学大学院 工学系研究科 教授

13:40 - 14:00
休憩
14:00 - 14:20
3WSのリーダーによる活動の紹介

ファシリテーター

長崎大学原爆後障害医療研究所 教授
東日本大震災・原子力災害伝承館 館長

パネリスト

東京大学大学院 情報学環 准教授

倉阪秀史

プロフィール

千葉大学大学院 社会科学研究院 教授

渡辺美代子

プロフィール

科学技術振興機構 シニアフェロー

14:20 - 14:50
各WS参加者代表による発表

ヒアリング活動

代表 4名

学生セッション

代表 2名

国際メンタリングワークショップ Joshikai in Fukushima 2022

代表 2名

14:50 - 16:10
福島討議

ファシリテーター

長崎大学原爆後障害医療研究所 教授
東日本大震災・原子力災害伝承館 館長

パネリスト

片岡宏一郎

プロフィール

経済産業省

東京電力ホールディングス株式会社 常務執行役福島第一廃炉推進カンパニー プレジデント兼 廃炉・汚染水対策最高責任者 兼 廃炉情報・企画統括室長

金子修一

プロフィール

原子力規制庁 次長

原子力損害賠償・廃炉等支援機構 理事長

マイク・ウェイトマン

プロフィール

独立原子力コンサルタント(MWA社) (元英国原子力規制庁長官)

ポール・ディックマン

プロフィール

米国アルゴンヌ国立研究所 シニア・ポリシー・フェロー

ヴァンサン・ゴルグ

プロフィール

フランス原子力・代替エネルギー庁(CEA) 長官付技術顧問 デコミッショニング・解体最高責任者

オレナ・ミコライチュク

プロフィール

国際原子力機関(IAEA) 核燃料サイクル・廃棄物技術部 部長

レベッカ・タデッセ

プロフィール

経済協力開発機構原子力機関(OECD/NEA) 放射性廃棄物管理・廃棄部門長

ヒアリング活動

代表 4名

学生セッション

代表 2名

国際メンタリングワークショップ Joshikai in Fukushima 2022

代表 2名

16:10 - 16:20
全体総括
16:20
閉会挨拶

グラフィックレコーディング

グラフィックレコーディング

グラフィックレコーディングとは、議論、セミナー、インタビューなどの内容を、グラフィック(絵)や文字を用いてリアルタイムで記録し、議事録として全体の内容を保存する手法です。議論を「見える化」することにより直感的に理解でき、参加者・関係者間の内容理解のずれが起きにくくなるメリットがあります。
福島第一廃炉国際フォーラムでは、2017年に開催した第2回福島第一廃炉国際フォーラムからグラフィックレコーディングを用いて、DAY 1で行われる、地元の皆様と廃炉関係者とのディスカッションを記録しています。

DAY2 2022年8月29日(月)

技術専門家と考える
1F廃炉

テーマ分析への取り組み
会場いわき芸術文化交流館アリオス 大ホール
参加者341名(うち福島県内108名)
10:55 - 11:00
開会

司会

傳田康貴

プロフィール

原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF) プログラム監督・支援室 / 執行役員

11:00 - 11:05
開会挨拶

登壇者情報

原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF) 理事長

11:05 - 11:25
放射性廃棄物等の分析に関する基本的視点

登壇者情報

東北大学 多元物質科学研究所 教授

11:25 - 11:45
わが国の分析の力量と大学の取組み

登壇者情報

原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF) 理事特別補佐

11:45 - 12:00
デブリ分析に向けて – 炉内状況調査からデブリ取出しへ –

登壇者情報

東京電力ホールディングス 福島第一廃炉推進カンパニー 燃料デブリ取り出しプログラム部

12:00 - 12:15
固体廃棄物管理の状況と計画について

登壇者情報

東京電力ホールディングス 福島第一廃炉推進カンパニー 福島第一原子力発電所 防災・放射線センター 放射線・環境部固体廃棄物グループマネージャー 兼 廃棄物対策プログラム部

12:15 - 14:00
昼食/技術ポスターセッション
14:00 - 14:05
来賓挨拶
14:05 - 14:25
廃炉推進のための分析戦略

登壇者情報

原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF) 技術グループ 廃棄物戦略チーム 執行役員

14:25 - 14:55
廃炉作業における分析の状況と課題について

登壇者情報

東京電力ホールディングス 福島第一廃炉推進カンパニー 廃炉技術担当 兼 福島第一原子力発電所 燃料デブリ取り出しプログラム部

14:55 - 15:15
放射性廃棄物・燃料デブリ分析に係るJAEAの取り組み​

登壇者情報

日本原子力研究開発機構 福島研究開発部門 福島研究開発拠点 廃炉環境国際共同研究センター 副センター長 兼 燃料デブリ研究ディビジョン長

15:15 - 15:30
NDAグループのサイト許可会社(SLC) 将来世代をより良いものにするために

登壇者情報

スティーヴ・ハーディー

プロフィール発表資料

英国原子力廃止措置機関 環境担当ディレクター

15:30 - 15:45
TMI-2燃料取り出しに基づく米国の見解

登壇者情報

ジョイ・レンペ

プロフィール発表資料

レンペアンドアソシエイツ代表

15:45 - 16:00
ATLANTE: 中高レベル放射性サンプル分析のためのユニークな施設

登壇者情報

セドリック・リヴェール

プロフィール発表資料

フランスCEA マルクール前ATLANTE所長、セタマ事務局長

16:00 - 16:20
1F廃炉と廃棄物の分析

登壇者情報

原子力規制庁 次長

16:20 - 16:35
休憩
16:35 - 17:35
パネルディスカッション

ファシリテーター

倉田正輝

プロフィール

日本原子力研究開発機構 福島研究開発部門 福島研究開発拠点 廃炉環境国際共同研究センター

パネリスト

スティーヴ・ハーディー

プロフィール

英国原子力廃止措置機関 環境担当ディレクター

ジョイ・レンペ

プロフィール

レンペアンドアソシエイツ代表

ポール・ディックマン

プロフィール

米国アルゴンヌ国立研究所 シニア・ポリシー・フェロー

セドリック・リヴェール

プロフィール

フランスCEA マルクール前ATLANTE所長、セタマ事務局長

金子修一

プロフィール

原子力規制庁 次長

石川真澄

プロフィール

東京電力ホールディングス 福島第一廃炉推進カンパニー 廃炉技術担当 兼 福島第一原子力発電所 燃料デブリ取り出しプログラム部

東北大学 多元物質科学研究所 教授

加藤和之

プロフィール

原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF) 技術グループ 廃棄物戦略チーム 執行役員

17:35
総括

登壇者情報

マイク・ウェイトマン

プロフィール

独立原子力コンサルタント(MWA社)(元英国原子力規制庁長官)

技術ポスターセッション


予稿集ポスター・予稿作成要領

事前ワークショップ

共創ワークショップ「廃炉の対話」(ヒアリング活動)

フォーラムに向けたプレイベントとして、少人数での1F廃炉に関する意見や疑問をお伺いする共創ワークショップ「廃炉の対話」を各地で開催しました。2022年は成人向けに、福島県内の浜中会津で7回開催し、41名の方々にご参加いただきました。
頂いたご意見は冊子「ぼいすふろむふくしま」に編纂し、フォーラムにご参加いただいた参加者の方々に配布しました。

ワークショップ

日程2022年6月27日(月) ~ 7月31日(日)
会場福島県内6か所(いわき、須賀川、南相馬、大熊、福島、会津)、オンライン1回
参加者地元の皆様41名 ほか

学生セッション
「未来ワークショップ」

日程2022年8月6日(土) / 7日(日)
会場linkる大熊
参加者福島県内の高校生/高専生計23名 ほか

NDFでは、現役の地元高校生・高専生を対象に、自分たちが未来の双葉地域のリーダーになったと仮定して、望ましい双葉地域の未来を手繰り寄せるために今何をすべきかを考えるワークショップとして「学生セッション」を福島第一廃炉国際フォーラムと併せて開催してきました。

第6回福島第一廃炉国際フォーラムと併せて2022年8月6、7日に開催された今年、参加者は、初めて現地をバスで訪問しました。1日目に東日本大震災・原子力災害伝承館及びその周辺(フィールドワーク)、大熊町・インキュベーション施設を見学する等、現地の様子を直に体験し、そこで感じたことを、2日目の「未来ワークショップ」に、活かしていただきました。

「未来ワークショップ」では、地域の統計データや廃炉に関する情報に基づいて、“何もしなかった場合の双葉地域の未来予想”と“参加者が思い描く未来”の差を手掛かりに、今何をするべきか、を参加者に考えていただきました。地元の高校生・高専生23名が参加し、特定非営利活動法人地域持続研究所(千葉大学研究グループOPoSSuM)主管の下、開催されました。




国際メンタリングワークショップ
Joshikai in Fukushima 2022

日程2022年7月23日(土) / 24日(日) / 25日(月)
会場日本原子力研究開発機構 楢葉遠隔技術開発センター
参加者福島県内の高校生/高専生計19名、県外の高校生17名、メンター9名、特別講演2名 ほか

NDFでは、2019年より、福島県をはじめとした全国の女子中高生を対象に、メンターと呼ばれる女性研究者・技術者との交流を通じて廃炉をはじめとした理学・工学への興味・関心を高める取り組みとして、経済協力開発機構/原子力機関(OECD/NEA)と連携した「国際メンタリングワークショップJoshikai in Fukushima」を開催し、女性の理工系分野への参画意欲の向上を図っています。

4回目となる今年は、7月23日~24日の2日間、日本原子力研究開発機構楢葉遠隔技術開発センター(福島県楢葉町)に、福島県内外の女子高生・高専生36名と、日本・海外の共同議長・メンター9名が集まり、3年ぶりとなる対面開催で行いました。

ワークショップでは、共同議長による基調講演、メンターによるレクチャーの他、特別講師による1F廃炉及び福島復興についてのレクチャーを受け、8つのグループに分かれて自身のキャリア形成や1F廃炉と福島についても意見交換を行いました。また、楢葉遠隔技術開発センター内の施設見学も行い、技術者からのレクチャーやQAセッションを行いました。翌7月25日には希望者による1F視察を行いました。